この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「なんでってっ。て、徹夜でどうのとか?完徹してどうとか?…そりゃ、ちょっとはほんとの事もあるけどっ?でも面白がって、ない事まで龍が大袈裟に話盛るし。おとなで冷静沈着な大学の時の先生のイメージとは、どんどんかけ離れていってる。今だって先生は変わらず優しいし、とってもかっこいいのに…皆《みんな》にそう思われたらやだもん。なんか責任感じちゃう」
「なんの責任だよ」
泉夏の暗い声に、龍貴は失笑した。
「さっきから誤解だのない事だの色々言ってるけどさ、ほんとの事もあるって、お前自らたった今認めたじゃん。大学にいた頃の先生の方が、むしろ作られたイメージだったんじゃないの。本来の先生の姿に戻っただけの話で、イメージ崩れるだの、悪い方向に行くだの、いちいち大袈裟。しかも責任ってなんだよ。教壇下りて晴れて自由の身になった先生が、好きでそういう自分をお前に見せてるんだろ。それをお前が喋ってしまって、例え他人に知られる事になっても、先生はなんとも思わないと思うけど?」
「…」
「なのに責任とか大きなお世話」
-って、俺が先生なら思うな。
セブンスターを揉み消し。
ジョッキ半分のビールを、龍貴は全て飲み乾した。
「なんの責任だよ」
泉夏の暗い声に、龍貴は失笑した。
「さっきから誤解だのない事だの色々言ってるけどさ、ほんとの事もあるって、お前自らたった今認めたじゃん。大学にいた頃の先生の方が、むしろ作られたイメージだったんじゃないの。本来の先生の姿に戻っただけの話で、イメージ崩れるだの、悪い方向に行くだの、いちいち大袈裟。しかも責任ってなんだよ。教壇下りて晴れて自由の身になった先生が、好きでそういう自分をお前に見せてるんだろ。それをお前が喋ってしまって、例え他人に知られる事になっても、先生はなんとも思わないと思うけど?」
「…」
「なのに責任とか大きなお世話」
-って、俺が先生なら思うな。
セブンスターを揉み消し。
ジョッキ半分のビールを、龍貴は全て飲み乾した。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


