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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「『あらぬ連想』?」
『特別知りたいわけではないが、とりあえず訊いといてやるか』的な口調で龍貴に問われ、泉夏は首を深く上下に振った。
「私の事はどう思われてもいいし、何を言われてもいい。けど先生は…大学にいた頃から実は私とどうかなってたんじゃないかって、あらぬ勘繰りをされたら。仮にも教える立場にいた先生が、学生…しかも未成年と不適切な関係を持ってたんじゃないかって、疑われでもしたらって。そんな事になったら、自分の責務を一生懸命果たしていた大学での先生の頑張りでさえ、簡単にないものになってしまう。先生の事は誰よりも好きで尊敬してる。誰にだって自慢して回りたいぐらいのひとだよ。でも、そういう風に誤解されるのが嫌だから、今まで誰にも言えなかった。そんなのは絶対違うから」
龍貴はようやく合点がいく。
『彼氏自慢』をするにしては歯切れが悪く、必要最低限にしか口を開こうとしない-いまいち不安そうな様子は『そういう心配』があった故かと。
『特別知りたいわけではないが、とりあえず訊いといてやるか』的な口調で龍貴に問われ、泉夏は首を深く上下に振った。
「私の事はどう思われてもいいし、何を言われてもいい。けど先生は…大学にいた頃から実は私とどうかなってたんじゃないかって、あらぬ勘繰りをされたら。仮にも教える立場にいた先生が、学生…しかも未成年と不適切な関係を持ってたんじゃないかって、疑われでもしたらって。そんな事になったら、自分の責務を一生懸命果たしていた大学での先生の頑張りでさえ、簡単にないものになってしまう。先生の事は誰よりも好きで尊敬してる。誰にだって自慢して回りたいぐらいのひとだよ。でも、そういう風に誤解されるのが嫌だから、今まで誰にも言えなかった。そんなのは絶対違うから」
龍貴はようやく合点がいく。
『彼氏自慢』をするにしては歯切れが悪く、必要最低限にしか口を開こうとしない-いまいち不安そうな様子は『そういう心配』があった故かと。

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