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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「あの真面目を絵に描いたような奴がそんな事するかよ」
腑に落ちると共に、龍貴はやっぱり呆れるしかない。
『そんな事』は有り得ない-火を見るより明らかだった。
実際有り得なかったのは、いいのか悪いのか-側にいた自分が一番よく分かってる。
「相手にもされなくて、散々泣いてたのはどこの誰だったっけ」
龍貴の揶揄に、泉夏は口籠る。
「…本当の先生がどんなか知ってる龍は、絶対ないって言ってくれるけど。でもそうじゃない他人には、残念ながら100%真実が伝わるとは限らない」
-それが怖いなって。
ぽつりと泉夏が呟けば、横から麻衣が口を挟む。
「有栖川先生、女子と会話したり、ふたりきりになったり…とにかく必要以上に接する事、めちゃ警戒してたよね。いつだったか…ほら、泉夏と私がふたりでいた時だって。誰が見てるか分からないし誤解されたくないって、一刻も早く立ち去りたがってたし。セクハラがどーの、いつもうるさかった先生が、リスク冒してまで同じ大学の未成年の女子学生をどうかするなんて有り得なーい!」
大声で明言し、グレープサワーのグラスに唇をつける麻衣に、龍貴は苦笑する。
腑に落ちると共に、龍貴はやっぱり呆れるしかない。
『そんな事』は有り得ない-火を見るより明らかだった。
実際有り得なかったのは、いいのか悪いのか-側にいた自分が一番よく分かってる。
「相手にもされなくて、散々泣いてたのはどこの誰だったっけ」
龍貴の揶揄に、泉夏は口籠る。
「…本当の先生がどんなか知ってる龍は、絶対ないって言ってくれるけど。でもそうじゃない他人には、残念ながら100%真実が伝わるとは限らない」
-それが怖いなって。
ぽつりと泉夏が呟けば、横から麻衣が口を挟む。
「有栖川先生、女子と会話したり、ふたりきりになったり…とにかく必要以上に接する事、めちゃ警戒してたよね。いつだったか…ほら、泉夏と私がふたりでいた時だって。誰が見てるか分からないし誤解されたくないって、一刻も早く立ち去りたがってたし。セクハラがどーの、いつもうるさかった先生が、リスク冒してまで同じ大学の未成年の女子学生をどうかするなんて有り得なーい!」
大声で明言し、グレープサワーのグラスに唇をつける麻衣に、龍貴は苦笑する。

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