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桜の季節が巡っても~追憶~
第59章 決断と独占の果て1(再編中)
『おトイレに寄ったら、すぐに部屋に向かうね』
駆け込んだ割に、化粧室でかなりの時間を費やしてしまっていた。
『部屋で大人しく待ってた』彼が、痺れを切らしてしまうくらいには。
久し振りのデート、一番可愛い自分を見て欲しくって、鏡の前でひとり格闘してた。
ようやく部屋の前に到着したかと思えば、今度は廊下で最後の悪あがきをしたりなんかして。
済まなさそうな彼を見て、泉夏は自己嫌悪に陥ってしまう。
謝らなければいけないのは、完璧に自分の方だった。
待たせてしまった事を謝罪しようとすれば、彼の視線が横に流れた。
目線の先を辿れば、こちら側に歩いて来る人影が見えた。
通路にいつまでも荷物を置いたままにはしておけないし、突っ立ったままでは通行人の邪魔になってしまう。
「とりあえず、部屋に入ろうか」
自分で持てるから-言うより早く、廊下に置いたままのバッグとコートを拾われた。
ドアを開け放ち、先に部屋へ入るよう無言で促す彼の気遣いに、気恥ずかしさが襲う。
駆け込んだ割に、化粧室でかなりの時間を費やしてしまっていた。
『部屋で大人しく待ってた』彼が、痺れを切らしてしまうくらいには。
久し振りのデート、一番可愛い自分を見て欲しくって、鏡の前でひとり格闘してた。
ようやく部屋の前に到着したかと思えば、今度は廊下で最後の悪あがきをしたりなんかして。
済まなさそうな彼を見て、泉夏は自己嫌悪に陥ってしまう。
謝らなければいけないのは、完璧に自分の方だった。
待たせてしまった事を謝罪しようとすれば、彼の視線が横に流れた。
目線の先を辿れば、こちら側に歩いて来る人影が見えた。
通路にいつまでも荷物を置いたままにはしておけないし、突っ立ったままでは通行人の邪魔になってしまう。
「とりあえず、部屋に入ろうか」
自分で持てるから-言うより早く、廊下に置いたままのバッグとコートを拾われた。
ドアを開け放ち、先に部屋へ入るよう無言で促す彼の気遣いに、気恥ずかしさが襲う。

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