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桜の季節が巡っても~追憶~
第59章 決断と独占の果て1(再編中)
「泉夏が俺を思ってくれてるのと同じように、俺も泉夏をいつでも可愛いって思ってる。そのままの泉夏で十分魅力的だけど、今日は新しい洋服と香水をつけて来てくれて…俺の為にお洒落してしてきてくれたのかなって」
指摘に、泉夏は真っ赤になって俯くしかない。
「…私には背伸びしてるワンピースかなあって、買うの迷ったの。デザインとか色とか」
「そんな事ない。とても素敵だよ」
「…先生の嫌いな匂いじゃなければいいんだけど」
「甘くて、爽やかで、そんなに強く主張もしてこない…泉夏によく合ってるよ」
「…頑張り過ぎてるって思われなきゃいいなって」
一番の心配事を泉夏が白状すれば、自分を抱く手に力が入った。
「今夜気合が入ってるって言うのなら、それは増々俺を自惚らせるだけだ」
「…気合、入りまくってます」
はにかみながらの告白。
さらりと放たれたひとことに、恋慕の炎は勢いを増すばかり。
逢ってまだ五分と経たないのに、こんなにも掻き乱されてる。
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