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桜の季節が巡っても~追憶~
第10章 朝帰りの出来事1
食卓の椅子が床を擦れる、嫌な音がする。
「まだ話は終わってないぞ、泉夏!」
立ち上がり、背後で怒鳴る涼の声が、聞こえる。
いい加減にいらいらのピークがきたところで、
「涼、あなた、電車の時間は大丈夫なの?」
母親が、兄にやんわりと問い掛けた。
テレビの画面上、更に自らがしている腕時計-二度も時間を確認した涼に、焦りの表情が浮かぶ。
どうやら、会社に遅刻しかねない時間帯に突入しているらしい。
朝食もそこそこに、ソファの上から鞄と上着を手にした涼は、玄関を目指す。
リビングを出ようとしたところで振り返り、
「この話の続きは今夜する」
泉夏に言い残し、涼はダッシュで玄関に消えてゆく。
その後ろ姿を眺めていた泉夏は、一気に脱力し、絢子の隣りに腰を下ろす。
ただでさえ少し寝不足なのもあり、疲れがどっとくる。
「まだ話は終わってないぞ、泉夏!」
立ち上がり、背後で怒鳴る涼の声が、聞こえる。
いい加減にいらいらのピークがきたところで、
「涼、あなた、電車の時間は大丈夫なの?」
母親が、兄にやんわりと問い掛けた。
テレビの画面上、更に自らがしている腕時計-二度も時間を確認した涼に、焦りの表情が浮かぶ。
どうやら、会社に遅刻しかねない時間帯に突入しているらしい。
朝食もそこそこに、ソファの上から鞄と上着を手にした涼は、玄関を目指す。
リビングを出ようとしたところで振り返り、
「この話の続きは今夜する」
泉夏に言い残し、涼はダッシュで玄関に消えてゆく。
その後ろ姿を眺めていた泉夏は、一気に脱力し、絢子の隣りに腰を下ろす。
ただでさえ少し寝不足なのもあり、疲れがどっとくる。

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