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桜の季節が巡っても~追憶~
第11章 朝帰りの出来事2
セブンスターを挟む長い指、セブンスターを咥える唇、セブンスターの煙を吸い込む際に、僅かに狭められる瞳、セブンスターの白煙を吐く息に混じる、危うい香り-悔しいけれど、男の色気が溢れまくってる。
まじまじと魅入ってると、煙草を咥えた唇の端が、微かに上がった。
「やっぱ、俺ってかっこいんじゃん」
頬が、赤くなる。
これ以上ここにいると、いけない。
彼に囚われて、どうかなってしまいそうになる。
例え、どうもする気がなくても。
私は、これから、先生に逢いに行くんだから。
麦茶を一気飲みする。
そして、
「友達から電話がきて。それでまた、急遽ちょっと出掛ける羽目になって。駅に向かって歩いているところを、おばちゃんが偶然見付けて-」
なんか下手な言い訳だなと思いつつ。
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