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桜の季節が巡っても~追憶~
第11章 朝帰りの出来事2
でも、それしか咄嗟に出てこないので、仕方がない。
「友達って、麻衣ちゃん?」
「えっ?ああ、まあね…」
これ以上の激しい突っ込みがこない内に、早急に、この家から脱出したい-腰を上げようとし、
「朝帰りからの一時間後に、また出掛けなきゃならない程の用ってどんなのかっての」
鼻で嗤われる。
鋭い指摘に、鼓動が速まる。
それと同時に、腹立たしさも、少々。
「…あのさ。さっきから朝帰り朝帰りって、何度も言うけれど。朝帰りするって、そんなにいけない事?恥ずかしい事?言うなら龍だって、高校の頃なんか散々夜遊びしまくり、朝に帰って来るの、私何回も見た事あるけど。あれは良くて、私はだめなの?まさか、このご時世に、男は良くても女はだめとかそういう…?」
まさか彼に限って-そう、思うけど。
「いや-」
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