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桜の季節が巡っても~追憶~
第12章 朝帰りの出来事3
しかし、自分の放ったそれはどうやら逆効果であったらしく、泉夏の語尾が数段跳ね上がる。
嗚咽が聞こえ始め、いよいよまずいと悟った龍貴は、結局一番近くにあったコンビニに車を停める羽目になる。
こういう事態に陥る度に、もう何度使わせてもらったっけな-龍貴は思いを巡らす。
「…俺、これから仕事行かなきゃならないんだよね」
「…知ってる。ごめんなさ…っ」
「お前だってこれから、有栖川先生と楽しくデートをするんだろ。泣き腫らした目でなんか、可愛くないじゃん?」
「…」
「お互いの為にも、泣き止んだ方が良くない?」
頑張って頷くものの、すぐには止められない。
身体を前方に折って、両手で顔を覆う泉夏から、シートベルトをそっと、外してやる。
そして、泉夏の頭を撫でながら、
「…どこにそんな泣きスイッチがあった?俺、何か言っちゃった?だとしたら、謝るよ」
謝って済むならお安い御用だ-それで、笑顔を見せてくれるのなら。
嗚咽が聞こえ始め、いよいよまずいと悟った龍貴は、結局一番近くにあったコンビニに車を停める羽目になる。
こういう事態に陥る度に、もう何度使わせてもらったっけな-龍貴は思いを巡らす。
「…俺、これから仕事行かなきゃならないんだよね」
「…知ってる。ごめんなさ…っ」
「お前だってこれから、有栖川先生と楽しくデートをするんだろ。泣き腫らした目でなんか、可愛くないじゃん?」
「…」
「お互いの為にも、泣き止んだ方が良くない?」
頑張って頷くものの、すぐには止められない。
身体を前方に折って、両手で顔を覆う泉夏から、シートベルトをそっと、外してやる。
そして、泉夏の頭を撫でながら、
「…どこにそんな泣きスイッチがあった?俺、何か言っちゃった?だとしたら、謝るよ」
謝って済むならお安い御用だ-それで、笑顔を見せてくれるのなら。

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