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桜の季節が巡っても~追憶~
第12章 朝帰りの出来事3
心なしか、泉夏を抱く龍貴の腕に、力が籠った。
昔から変わらない、プールオムとセブンスターの匂い。
龍貴の、匂い。
その香りに包まれ、泉夏は安定を取り戻し、いつしか涙を、忘れた。
「…なあ」
泉夏の髪に顔を半分埋(うず)めながら、龍貴は彼女を求めた。
「今日のデートはどこに行くの」
「…先生は、私の行きたい場所へどこへでもって、言ってくれたけど。まだ決めてない。…ってか、決めれない」
「行きたい所が多過ぎて?」
「…うん。先生と日中にどこかへ行く事なんて、今まで一度もなかったから。初めてだから」
「そっか。両想いになった翌日から、また離れ離れだったもんな」
「うん…」
もう、泣き止んだから、その手を離して良かった。
もう、泣き止んだから、その手を離してもらって良かった。
昔から変わらない、プールオムとセブンスターの匂い。
龍貴の、匂い。
その香りに包まれ、泉夏は安定を取り戻し、いつしか涙を、忘れた。
「…なあ」
泉夏の髪に顔を半分埋(うず)めながら、龍貴は彼女を求めた。
「今日のデートはどこに行くの」
「…先生は、私の行きたい場所へどこへでもって、言ってくれたけど。まだ決めてない。…ってか、決めれない」
「行きたい所が多過ぎて?」
「…うん。先生と日中にどこかへ行く事なんて、今まで一度もなかったから。初めてだから」
「そっか。両想いになった翌日から、また離れ離れだったもんな」
「うん…」
もう、泣き止んだから、その手を離して良かった。
もう、泣き止んだから、その手を離してもらって良かった。

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