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桜の季節が巡っても~追憶~
第13章 デート前の波乱1
『泉夏を大事する。泉夏を大切にする。泉夏が俺でもいいと言ってくれる限り、ずっと』
彼女を初めて抱いたあの日、確かに自分は誓ったのに。
なのに。
たったの二カ月しか経っていないのに。
この様はなんだ。
これじゃあ、罵られても仕方ない。
詰られても仕方がない。
気になってるくせに。
結局もの凄く気になってる。
そのやるせない気持ちを、彼女に。
彼女にあたり、痛みや怖さを味わわせるぐらいなら。
もの分かりのいい振りなんかせずに、最初から訊けばいいのに。
恥を忍んで訊けばいいだけなのに。
自分の恥だなんて、彼女を傷付ける事に比べたら、全然なんでもない事だ。
自分のあまりの愚かさに、辟易する。
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