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桜の季節が巡っても~追憶~
第16章 三年目のデート1
今、絡んでる指は、彼女のもので。
確かに、彼女のもので。
触れる事も。
抱く事も。
どんな事だって、叶う現実。
夢なんかじゃない-…。
それに-物思いに耽る秀王の耳に、泉夏の声が届けられた。
「それに、昨日からはこうして帰って来てくれてる」
我に返り、左隣りの彼女を見れば、こちらに向けて微笑んでいる。
その顔を見れば、一瞬で、囚われてしまう。
その顔を見れば、一瞬で、虜になってしまう。
今、ここが、誰もいない部屋の中だったのなら。
絶対に腕に抱いてる。
電話とメール。
たったの三日しか一緒にいれないのに。
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