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桜の季節が巡っても~追憶~
第16章 三年目のデート1
「泉夏にとって、龍貴が特別なのは分かる。龍貴にとっての泉夏もまた、他の誰とも違う特別な存在なんだって事も。今までだって、きっと、そうやって二人で出掛けた事もあるだろうし。…そういう関係に、どうこう言いたい訳じゃない。俺が入り込んだ事によって、ふたりをどうかしたいと思っている訳でもない。俺がいる事によって、ふたりにどうかなって欲しくもない。…それは、今までとまるっきり同じって訳には、色々といかないだろうけれど。…それは、本心から、そう思っている」
「…」
「去年一年、泉夏を一番支えてくれていたのは、多分龍貴じゃないかって思っているし。泉夏が今こうしていてくれるのも、龍貴がいたからだし。今だって、泉夏を凄く気にかけてくれていると思うし。…俺が、泉夏の側にいつでもいれる訳じゃないから、尚更」
淋しそうに微笑まれると、胸の奥が、ぎゅーっと、する…。
「もしも、俺が側にいれば。泉夏は絶対、俺と行きたいって言ってくれたのも分かるし。きっと泉夏とふたりで行けたはずだって、思うし。遠くにいるから行けない訳で。それは、俺のせいで。そんな自分に代わって、泉夏と行ってくれた龍貴には、素直にありがたいと思うよ」
「…先生は、私の側にいない自分に負い目を感じて、龍と行って来ていいって言った?」
「…」
「去年一年、泉夏を一番支えてくれていたのは、多分龍貴じゃないかって思っているし。泉夏が今こうしていてくれるのも、龍貴がいたからだし。今だって、泉夏を凄く気にかけてくれていると思うし。…俺が、泉夏の側にいつでもいれる訳じゃないから、尚更」
淋しそうに微笑まれると、胸の奥が、ぎゅーっと、する…。
「もしも、俺が側にいれば。泉夏は絶対、俺と行きたいって言ってくれたのも分かるし。きっと泉夏とふたりで行けたはずだって、思うし。遠くにいるから行けない訳で。それは、俺のせいで。そんな自分に代わって、泉夏と行ってくれた龍貴には、素直にありがたいと思うよ」
「…先生は、私の側にいない自分に負い目を感じて、龍と行って来ていいって言った?」

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