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桜の季節が巡っても~追憶~
第4章 先生には秘密4
「…そうじゃなく。今日お仕事だったら、映画に誘って悪い事しちゃったなって。こんな遅い時間に終わったから」
いつかの昔(と言うか、彼が高一の頃-つまり、自分が小一の辺り)から嗅ぎ慣れた、その匂い。
これまた、彼の名誉の為に言えば、小学生の自分の目の前で堂々と吸ってたわけではない。
子供の前では、記憶にある限り、彼は一度も吸った事はない。
ただ、しょっちゅう味わってるので、その髪に、その服に、どうしても微かに残っているのだ。
そのお蔭で、子供ながら、これが龍貴お兄ちゃんの好きな煙草の匂いか-小一にして覚えてしまっていた。
泉夏自身、成人した今も煙草は嗜まないので、他のそれは殆どよく知らない。
けれど、セブンスターだけは分かる。
どこに行っても、どこからかこの匂いがしてくれば、すぐ分かる。
そして、真っ先に思い出す。
ああ、龍貴の匂いだ、と。
いつかの昔(と言うか、彼が高一の頃-つまり、自分が小一の辺り)から嗅ぎ慣れた、その匂い。
これまた、彼の名誉の為に言えば、小学生の自分の目の前で堂々と吸ってたわけではない。
子供の前では、記憶にある限り、彼は一度も吸った事はない。
ただ、しょっちゅう味わってるので、その髪に、その服に、どうしても微かに残っているのだ。
そのお蔭で、子供ながら、これが龍貴お兄ちゃんの好きな煙草の匂いか-小一にして覚えてしまっていた。
泉夏自身、成人した今も煙草は嗜まないので、他のそれは殆どよく知らない。
けれど、セブンスターだけは分かる。
どこに行っても、どこからかこの匂いがしてくれば、すぐ分かる。
そして、真っ先に思い出す。
ああ、龍貴の匂いだ、と。

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