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桜の季節が巡っても~追憶~
第17章 三年目のデート2
なのに。
ずっと。
来ない私を、開館から閉館間際までずっと、待っていてくれた。
それが最後だと思ってた。
二カ月前。
『追いかけて行ってもいい?』
あなたが私を追いかけて来てくれるだなんて。
この恋に別れを告げようと、行けない-そう、返信をした。
なのに。
また。
あなたはやっぱり、私を待ち続けていてくれて。
少しだけ逢っては別れ。
別れてはまた少しだけ逢えて。
些少の喜びと、沢山の涙。
ふたりで繰り返した場所。