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桜の季節が巡っても~追憶~
第17章 三年目のデート2
慌てて頭を離そうし-しかし、彼の右手がそれを許さなかった。
泉夏の頭を包んだかと思うと、自らの肩に引き寄せ、そっと付けた。
どきどきが止まらなくなってしまう。
「…こんなにどきどきしてたら、本なんか絶対、読めない」
掠れた声で囁く。
-じゃあ、離そうか?
彼の声が頭に響いてくる。
「…だめ」
-それは、だめ。
本も読みたいけれど。
でも。
もっとしたいのは。
こうしている事。
だから、だめ。
「もう少し、こうしていて。先生-」
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