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桜の季節が巡っても~追憶~
第19章 日曜日の朝2
怒ってるのは、そう訊いてくる彼の方ではないのか?
じっと、彼の横顔を見詰めていると、やがてその唇が、歪んだ。
「なら、いんだけど。俺、まだ死にたくないし」
泉夏に向き直り、龍貴はその整った顔に微笑みを纏った。
「今度こそ殺されると思ったら、怖くて一瞬固まっちゃったよ。命拾いしたな」
「いや。だからさ、死ぬとか殺すとか-」
-その程度でいちいち、どうかする訳ないじゃないの。
物騒な言葉の羅列に、改めて泉夏は呆れる。
そう?-しかし、龍貴は、引き下がらない。
「普通、自分の女が自分じゃない誰かに触れられていたと知ったら、気分良くなくない?逆の立場で考えてみろよ。もし先生が、お前じゃない別の女と抱き合ってたって分かったら、滅茶苦茶腹立たない?殺してやりたいって、思わない?」
龍貴の例え話に、泉夏は言葉に詰まる。
両想いになる事で精一杯だった今までは、正直そんなの、思いもしなかった。
じっと、彼の横顔を見詰めていると、やがてその唇が、歪んだ。
「なら、いんだけど。俺、まだ死にたくないし」
泉夏に向き直り、龍貴はその整った顔に微笑みを纏った。
「今度こそ殺されると思ったら、怖くて一瞬固まっちゃったよ。命拾いしたな」
「いや。だからさ、死ぬとか殺すとか-」
-その程度でいちいち、どうかする訳ないじゃないの。
物騒な言葉の羅列に、改めて泉夏は呆れる。
そう?-しかし、龍貴は、引き下がらない。
「普通、自分の女が自分じゃない誰かに触れられていたと知ったら、気分良くなくない?逆の立場で考えてみろよ。もし先生が、お前じゃない別の女と抱き合ってたって分かったら、滅茶苦茶腹立たない?殺してやりたいって、思わない?」
龍貴の例え話に、泉夏は言葉に詰まる。
両想いになる事で精一杯だった今までは、正直そんなの、思いもしなかった。

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