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桜の季節が巡っても~追憶~
第19章 日曜日の朝2
髪を撫でた延長で、頬に伸びる、彼の指。
泉夏は、そっと、顔を上げる。
繋がる、ふたりの、視線。
龍貴は笑って言った。
「こうして撫でてやって、お前が泣かないでいてくれるなら。俺は、先生の心の中で百万回殺されたって構わない」
ああ、やっぱり。
私、このひとが好きだ。
私、龍が好き-。
「そもそも。なんで、先生に話したの?俺は別にいいんだけどさ。基本、隠し事とか嫌いだし。先生に秘密がなくなって、逆にすっきりしたって言うか。…でも、お前は、出来る事なら隠しておきたかったんじゃないの?説明も面倒だし?」
「…匂い」
「匂い?」
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