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桜の季節が巡っても~追憶~
第20章 三年目のデート3
何もかもお見通し-泉夏は冷や汗を掻くしかない。
「…だって。眼鏡を掛けた先生、ほんとかっこいいから。萌えるんだもん。見惚れちゃう」
今更隠したところでどうしようもないので、吐露する。
泉夏の告白に、本を静かに閉じた彼は少しの間(ま)を置き、ようやく彼女にその顔を向けた。
眼鏡の奥の両眼が、笑ってる。
「何、萌えるって?」
「…きゅんとする。って意味かな?」
恥ずかしそうに呟けば、大きく喉を鳴らされる。
「なら、もう少し、このままでいようかな」
「本当?すっごく嬉しい」
彼の提案に素直に喜べば、秀王もまた彼女を一目見た時から思っていた事を、口にする。
「今日は、いつもと違う感じだね」
「え?」
最初は何を言われているか、分からなかった。
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