この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても~追憶~
第21章 三年目のデート4
「…」
彼の言葉に、泉夏は上手く返せない。
知らず、歩くスピードが緩慢になる。
その変化に気付いた秀王は苦笑し、俯いてしまった彼女の髪を撫でた。
「そんな風に落ち込まれると、こっちとしてもどうしていいか分からなくなる。本当に深い意味なく口にしてしまったけど、誤解させる言い方だったら、ごめんね?」
泉夏は無言で、数回、首を大きく振る。
「大人になってからでも行きたければ、いつでも行けた訳で。なのに、行かない期間がこんなに空いたのは-」
-単に一緒に行く相手が、いなかったから。
顔を上げた泉夏の瞳とぶつかった彼のそれは、微かに狭まっていた。
「他のひとはどうかよく分からないけど。俺は、あんまりひとりで行く場所じゃないかな。…泉夏は?」
「…私も。ひとりでは来た事はない」
「こうやって手を繋いで、一緒に行ってくれるひとがいなかったから。でも今日は、こんなに可愛い彼女と一緒に来れて、凄く嬉しい。二十年以上も、行く機会を待ってた甲斐があったな」
/1308ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ