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桜の季節が巡っても~追憶~
第21章 三年目のデート4
微笑まれ、泉夏は胸がいっぱいになる。
もう何も、言えないくらい-なのに。
「…嘘」
この上ない幸せで。
この上なく嬉しかったけれど。
胸の中で感じてるそのままを、口にすればいいだけなのに、つい可愛くない一言を紡いでしまう。
「二十年も来てないなんて、嘘。絶対、他の誰かと来た事あると思う」
「他の?」
「…か、彼女とか?」
短く放つ泉夏に、秀王は意味が分からない。
「だから今、泉夏と来てるよね?」
「そ、そうじゃなくっ。…その、昔の話。私じゃない誰かと、来た事あるんじゃないかなって?」
自分で言いながら、面白くなくなってくる。
もう何も、言えないくらい-なのに。
「…嘘」
この上ない幸せで。
この上なく嬉しかったけれど。
胸の中で感じてるそのままを、口にすればいいだけなのに、つい可愛くない一言を紡いでしまう。
「二十年も来てないなんて、嘘。絶対、他の誰かと来た事あると思う」
「他の?」
「…か、彼女とか?」
短く放つ泉夏に、秀王は意味が分からない。
「だから今、泉夏と来てるよね?」
「そ、そうじゃなくっ。…その、昔の話。私じゃない誰かと、来た事あるんじゃないかなって?」
自分で言いながら、面白くなくなってくる。

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