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桜の季節が巡っても~追憶~
第22章 三年目のデート5
全否定され、どうしたらいいのか分からない。
自分は次から次へと、上手い言葉がすらすら出てくるタイプの人間ではない。
不器用で、言葉足らずで、時には誤解を受けてしまう事も。
こんなに愛している目の前の彼女にすら、もどかしいけれど、多分半分も自分の想いは伝えられていない。
だから。
せめて。
抱き締めて、慰めてあげたい-そう、思っていたのに。
それすらも無意味だと言うのなら、他にどうやってあげたらいいのだろう。
どんなに考えても、思い付かない。
ただのひとつも、思い浮かばない。
彼女に関する事は、どうしてすぐに答えが出ないのだろう。
一番、正解を知りたいのに。
仮にも『先生』だったのではないか。
あまりの自身の不甲斐なさに、知らず溜め息が漏れる。
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