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桜の季節が巡っても~追憶~
第23章 誕生日の贈り物1
「…貰った」
「え?」
「プレゼントは、もう先生から貰った」
まだ何もしてない-反論する秀王よりも先に、泉夏は嬉しさに満ち足りた瞳を、彼に向けた。
「帰って来てくれた。私の所に、帰って来てくれた。私が一番欲しかったのは、先生。先生が今こうして隣りにいてくれるのが、私にとっての一番のプレゼントだよ。先生よりも嬉しいものだなんて。先生よりも欲しいものだなんて。私にはないんだよ、先生」
彼女のその言葉に胸が-魂が揺さぶられる。
彼女と出逢ってから、もう何度、こういう気持ちにさせられた事だろう。
「私が一番欲しいものは、どのお店にも売っていない。どんなにお金を出そうが、絶対に買えない-」
もう一言を告げようとするのだが-緊張と、そして堪らない恥ずかしさに、泉夏は一旦、口を噤む。
深呼吸を一回。
「私は先生が…先生の心が欲しい。非売品だから手に入れるのが…凄く、大変だった」
「え?」
「プレゼントは、もう先生から貰った」
まだ何もしてない-反論する秀王よりも先に、泉夏は嬉しさに満ち足りた瞳を、彼に向けた。
「帰って来てくれた。私の所に、帰って来てくれた。私が一番欲しかったのは、先生。先生が今こうして隣りにいてくれるのが、私にとっての一番のプレゼントだよ。先生よりも嬉しいものだなんて。先生よりも欲しいものだなんて。私にはないんだよ、先生」
彼女のその言葉に胸が-魂が揺さぶられる。
彼女と出逢ってから、もう何度、こういう気持ちにさせられた事だろう。
「私が一番欲しいものは、どのお店にも売っていない。どんなにお金を出そうが、絶対に買えない-」
もう一言を告げようとするのだが-緊張と、そして堪らない恥ずかしさに、泉夏は一旦、口を噤む。
深呼吸を一回。
「私は先生が…先生の心が欲しい。非売品だから手に入れるのが…凄く、大変だった」

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