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桜の季節が巡っても~追憶~
第23章 誕生日の贈り物1
言った側から激しい羞恥の波が襲う。
泉夏はみるみる赤くなる顔を隠すかのように、秀王がいる方向とは真逆に逸らす。
おかしな事言っちゃったかな-彼と繋がれていない左手で、火照った頬を冷ますように仰ぐ。
自分自身を落ち着かせるように、再度酸素を深く吸い込み、そして長く吐く。
ある程度の時間が経ったかと思うのだけど、彼からの反応がない。
自分の言った事に、余程ひいてしまったのかな?-心配になってくる。
恐る恐る右側を見れば、こちらを静かに見詰めていた秀王と視線が合った。
まさかそんなにじっと見られてるとは思わなかった泉夏は、驚きに心臓が飛び出そうになる。
「…先生?」
何も言われてはいないのに、こちらから訊き返してしまう。
呼ばれてようやく、秀王は我に返ったかのように、数度瞬(しばた)いた。
その後(のち)、いつもと変わらない微笑みを向けられる。
いつもと同じ-最初は、そう思ったけれど。
笑ってはいたが、実際には、その表情は硬いようにも感じた。
先生?-不安になり、もう一度、呼び掛けてみる。
泉夏はみるみる赤くなる顔を隠すかのように、秀王がいる方向とは真逆に逸らす。
おかしな事言っちゃったかな-彼と繋がれていない左手で、火照った頬を冷ますように仰ぐ。
自分自身を落ち着かせるように、再度酸素を深く吸い込み、そして長く吐く。
ある程度の時間が経ったかと思うのだけど、彼からの反応がない。
自分の言った事に、余程ひいてしまったのかな?-心配になってくる。
恐る恐る右側を見れば、こちらを静かに見詰めていた秀王と視線が合った。
まさかそんなにじっと見られてるとは思わなかった泉夏は、驚きに心臓が飛び出そうになる。
「…先生?」
何も言われてはいないのに、こちらから訊き返してしまう。
呼ばれてようやく、秀王は我に返ったかのように、数度瞬(しばた)いた。
その後(のち)、いつもと変わらない微笑みを向けられる。
いつもと同じ-最初は、そう思ったけれど。
笑ってはいたが、実際には、その表情は硬いようにも感じた。
先生?-不安になり、もう一度、呼び掛けてみる。

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