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桜の季節が巡っても~追憶~
第23章 誕生日の贈り物1
「-いや」
口を挟む隙などない泉夏の捲し立てに、秀王は圧倒され、数秒後にやっとひとこと、呟いた。
「なら、私が先生をこれからもずっと好きだっていう事も信じられるよね?自分に絶対の自信を持つ完璧な先生ならば?」
-そんな事で、いちいち、悩んだりなんかしないよね?
もう終わりかと思いきや、再度強い口調で寄って来られ。
またしてもその迫力に、秀王はたじろいでしまう。
「…そうだな。信じられる」
言うのが、精一杯だった。
激しい眼差しで、彼をずっと見据えていた泉夏の表情が、不意に和らいだ。
「なら、良かった」
心底嬉しそうに微笑む、彼女。
その得も言えぬ幸せそうな顔に、秀王は胸が堪らなく痛くなる。
不快なのではない。
寧ろ、その真逆だった。
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