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桜の季節が巡っても~追憶~
第24章 誕生日の贈り物2
なんでも好きなものを選んでいいと、当然のように言われたけれど。
遠慮なくそんな事、出来るはずもなく。
店内のショーケースの中に無数に並ぶジュエリーを前に、どうしたらいいのか途方に暮れていると、またしても横から、半ば脅しのように繰り返される。
「泉夏が選べないのなら、俺が選んでもいい?」
わざとか、それとも本気なのか-明らかに値段の桁がひとつは多いだろう、奥のショーケースの方向へ進んで行くものだから、泉夏は急いで彼を呼び止める羽目になる。
「先生っ。私、これがいい!」
叫び、口実に、一番近くのケースを適当に指差す。
どれ?-彼が覗き込んでくる。
泉夏は慌てふためき、ケースの中に目を凝らす。
「えっと…えと…、あっ!」
偶然なのか、はたまた必然だったのか。
手元のすぐ側に、緑色に光る指輪を発見する。
ペリドット-八月の誕生石。
遠慮なくそんな事、出来るはずもなく。
店内のショーケースの中に無数に並ぶジュエリーを前に、どうしたらいいのか途方に暮れていると、またしても横から、半ば脅しのように繰り返される。
「泉夏が選べないのなら、俺が選んでもいい?」
わざとか、それとも本気なのか-明らかに値段の桁がひとつは多いだろう、奥のショーケースの方向へ進んで行くものだから、泉夏は急いで彼を呼び止める羽目になる。
「先生っ。私、これがいい!」
叫び、口実に、一番近くのケースを適当に指差す。
どれ?-彼が覗き込んでくる。
泉夏は慌てふためき、ケースの中に目を凝らす。
「えっと…えと…、あっ!」
偶然なのか、はたまた必然だったのか。
手元のすぐ側に、緑色に光る指輪を発見する。
ペリドット-八月の誕生石。

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