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桜の季節が巡っても~追憶~
第24章 誕生日の贈り物2
ぎりぎのところで気付いてほんと、良かった。
でも、彼にはお見通しのようで-それだけが、恥ずかしかった。
こんなにも値の張るものを平気で欲しがる女だと、思われてしまっただなんて。
情けなさに、溜め息しか出てこない。
俯いてしまった泉夏の耳に、若い女性の声が届く。
え?-呼ばれた事に驚き、顔を上げれば、笑顔の女性店員と目が合った。
ショーケースの上には、ジュエリートレイが置かれてる。
そして、トレイの中には、たった今可愛いなと思った、ペリドットの指輪-。
急いで、彼を見上げれば、微笑まれる。
考え事をしていた隙に、彼が店員を呼び、ケース中から出してもらっていたのだ。
自分の心の内-本当はそれがいいと思っていたのを、ちゃんと読まれていて。
羞恥と、嬉しさと、泣きたいのと-胸の中は、複雑に入り混じる。
「先生、あのね-」
本来なら、買ってもらう側が、もっと気を遣わないといけないはずだった。
なのに、逆に彼に気を遣ってもらってる、現実。
でも、彼にはお見通しのようで-それだけが、恥ずかしかった。
こんなにも値の張るものを平気で欲しがる女だと、思われてしまっただなんて。
情けなさに、溜め息しか出てこない。
俯いてしまった泉夏の耳に、若い女性の声が届く。
え?-呼ばれた事に驚き、顔を上げれば、笑顔の女性店員と目が合った。
ショーケースの上には、ジュエリートレイが置かれてる。
そして、トレイの中には、たった今可愛いなと思った、ペリドットの指輪-。
急いで、彼を見上げれば、微笑まれる。
考え事をしていた隙に、彼が店員を呼び、ケース中から出してもらっていたのだ。
自分の心の内-本当はそれがいいと思っていたのを、ちゃんと読まれていて。
羞恥と、嬉しさと、泣きたいのと-胸の中は、複雑に入り混じる。
「先生、あのね-」
本来なら、買ってもらう側が、もっと気を遣わないといけないはずだった。
なのに、逆に彼に気を遣ってもらってる、現実。

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