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桜の季節が巡っても~追憶~
第25章 出発前の甘い夜1
泉夏は真っ赤になる。
「誘うって…だから、そんな事してないのに。なのに先生は、どうしていつもそういう…!」
何度訂正しても分かってくれない彼に、流石にちょっと苛立ちを覚えてしまう。
続けざまに文句を言ってやろうとしたのに、叶わない。
乱暴に口を塞がれ、生温かな舌に、自在に口内を支配され始める。
「せんせい…やっ…」
いつもは嬉しいキスも。
今は、いいように丸め込もうとしてる行為としか思えず、抗う。
だけど。
やっぱり、敵わない。
彼の舌先に自らのそれを強く絡み取られ。
じん、と。
身体中が痺れてくる。
まるで媚薬を注がれたかのように。
泉夏の抵抗する力が薄れてきた頃を見計らい、秀王は彼女から唇を離した。
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