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桜の季節が巡っても~追憶~
第25章 出発前の甘い夜1
「泉夏は意地悪だ」
揶揄するように言われ、泉夏は弾かれたように返す。
「い、意地悪はどっち…!」
「俺なの?」
「あ、当たり前じゃないのっ。今日の先生はほんとにすっごく意地が悪くて、私をさっきからずっと…!」
「ずっと?」
探るように訊き返され、泉夏は慌てて言葉を呑み込む。
更に踏み込むように見詰められれば、進退窮まる。
「そ、それは…っ」
「それは?」
秀麗な顔が限りなく近付き、泉夏を悩ませる。
恥ずかしくて、言える訳ないじゃないの-そう、思った時。
再びゆったりとしたリズムで腰を打ち付けられ始め、忽(たちま)ち快楽の世界へ誘(いざな)われる。
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