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桜の季節が巡っても~追憶~
第26章 出発前の甘い夜2
「今日が来る前から、今夜は一睡もする気なんてなかった」
「えっ?」
「泉夏の事は忘れる訳もなく、記憶が薄れる事も絶対ないけれど。でも、温かで柔らかな泉夏に触れていられるのは、今夜が最後だから。だから泉夏を一晩中抱き締めて、泉夏の寝顔をずっと見ていようって思ってた」
微かに照れているようにも見える笑顔で告げられ、泉夏は双眸が大きくなる。
自分から目を離せそうにもない泉夏に重ねて微笑み。
躊躇いながらも、秀王は続ける。
「本音は…本当は、寝顔じゃない泉夏を見ていたいって思っていたけれど。それは自分の我儘でしかなくて。朝から講義が入ってる泉夏に、まさか一晩中起きていて欲しいだなんて言えなかった。でも-」
-言い出す勇気のない自分よりも早く、泉夏が口にしてくれた。
自分を見る眼差しの深い優しさに、泉夏は別の意味で涙が滲みそうになってくる。
「『寝ないでもいい?』だなんて。泉夏の手前、冷静な大人の振りを演じてみたけれど。『講義にきちんと出席するように』だなんて、尤(もっと)もらしい台詞を吐いてみたりもしたけれど。…内心は、滅茶苦茶喜んでた。寝ないでなんて…いて欲しいに決まってる」
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