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桜の季節が巡っても~追憶~
第27章 ふたりとも好き1
かつて大樹が自分を好きになってくれ。
告白された事は麻衣にも話してある。
その辺りの経緯も知っているのに-麻衣はお構いなしに、大樹に話しを振っている。
なんの迷いもないのが、彼女らしいと言えば彼女らしいのだけど-今はまだちょっと、早い。
しかし、麻衣が早口で捲し立てる方が僅かに早かった。
「有栖川先生が昨夜、徹夜で泉夏をさあ~!」
「ちょ…麻衣っ!」
放って置くと包み隠さず話しかねない親友に、泉夏は叫んでしまう。
それ以上言ったら承知しないからねっ-目で訴えようとしたところ、大樹の声が割り込んできた。
「有栖川先生…ひょっとして日本に帰って来たの?」
「あ…うん。正しくは帰って来てた、だけど」
大樹の問いに、泉夏は慌てつつも答える。
「またアメリカに行っちゃったけどね。週末、帰って来てたの」
そうなんだ-大樹は呟き、やがて微かに笑った。
告白された事は麻衣にも話してある。
その辺りの経緯も知っているのに-麻衣はお構いなしに、大樹に話しを振っている。
なんの迷いもないのが、彼女らしいと言えば彼女らしいのだけど-今はまだちょっと、早い。
しかし、麻衣が早口で捲し立てる方が僅かに早かった。
「有栖川先生が昨夜、徹夜で泉夏をさあ~!」
「ちょ…麻衣っ!」
放って置くと包み隠さず話しかねない親友に、泉夏は叫んでしまう。
それ以上言ったら承知しないからねっ-目で訴えようとしたところ、大樹の声が割り込んできた。
「有栖川先生…ひょっとして日本に帰って来たの?」
「あ…うん。正しくは帰って来てた、だけど」
大樹の問いに、泉夏は慌てつつも答える。
「またアメリカに行っちゃったけどね。週末、帰って来てたの」
そうなんだ-大樹は呟き、やがて微かに笑った。

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