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桜の季節が巡っても~追憶~
第28章 ふたりとも好き2
「…ふうん?」
刹那の間を空け、龍貴は吸い込んだセブンスターの白煙を窓の外へ吐いた。
灰皿で煙草を揉み消しながら、独り言のように呟く。
「俺、二番目って好きじゃないんだよね」
「え?」
泉夏が問い返せば、龍貴の真っ直ぐな双眸に捉えられる。
「知ってるだろ?」
意味あり気に問われ、泉夏は低く答える。
「…知ってる」
どんな時でも。
どんな事でも。
一番上にいなきゃ意味がない-そう思ってる事、勿論知ってる。
知ってるけれど-。
眉間に皺を寄せ、黙りこくってしまった泉夏に、龍貴は薄く苦笑した。
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