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桜の季節が巡っても~追憶~
第28章 ふたりとも好き2
「そうじゃないけど?自分の事なんか、とっくに好きじゃなくなったと思ってた?」
龍貴の鋭い指摘に、泉夏は言葉に詰まる。
「自分の事なんか綺麗さっぱり忘れて、新しい恋を始めようとしてるとでも思ったか?」
次々に胸の内を言い当てられ、泉夏は増々萎縮してしまう。
「俺って相当、切り替え早く映ってるんだな」
-お前の目には?
感心したように呟かれ-でもやはり、泉夏は何も言えない。
今だって勿論、好きでいてくれてるのはちゃんと知ってた。
でもそれは『そういう好き』じゃないと思ってた。
折角好きになってもらったのに、勿体なくも選べなかった自分。
そんな自分の事など、もう『そういう好き』ではなくなったと。
きっと、そうだって。
だって彼ほどのひとが、いつまでも自分ひとりにこだわってる必要などない。
『彼がいい』と言うひとは沢山いるのだ。
自分への想いなど全てとは言えないにしても、なくなってきている-信じて疑っていなかった。
けれど-。
龍貴の鋭い指摘に、泉夏は言葉に詰まる。
「自分の事なんか綺麗さっぱり忘れて、新しい恋を始めようとしてるとでも思ったか?」
次々に胸の内を言い当てられ、泉夏は増々萎縮してしまう。
「俺って相当、切り替え早く映ってるんだな」
-お前の目には?
感心したように呟かれ-でもやはり、泉夏は何も言えない。
今だって勿論、好きでいてくれてるのはちゃんと知ってた。
でもそれは『そういう好き』じゃないと思ってた。
折角好きになってもらったのに、勿体なくも選べなかった自分。
そんな自分の事など、もう『そういう好き』ではなくなったと。
きっと、そうだって。
だって彼ほどのひとが、いつまでも自分ひとりにこだわってる必要などない。
『彼がいい』と言うひとは沢山いるのだ。
自分への想いなど全てとは言えないにしても、なくなってきている-信じて疑っていなかった。
けれど-。

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