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桜の季節が巡っても~追憶~
第28章 ふたりとも好き2
「それはっ。龍は特別だから-」
-龍の事信じてるし。
むきになる泉夏に、龍貴はせせら笑った。
「恋の好敵手(ライバル)だったのに、随分信用するの早いよな。自分が側にいないのにかこつけて、ほんとに俺がどうかしないと思ってるのかな、有栖川先生は?」
最高に愉快そうな目で見られ、泉夏は何も返せない。
「俺に絶大な信頼を寄せてくれてどうもありがとう…って、お礼言いたいところだけれども。まあ、基本的には信用してもらって大丈夫だけど、一旦スイッチが入ったらどうなるか分からないよ?それこそさっきのような事されたりしたら?俺はどうしても欲しいって思ってしまったら、どんな事をしてでも手に入れる主義だから」
-分かるだろ?
意味ありげに念を押され、泉夏は無言で肯定するしかない。
「先生ほどじゃないにしろ、お前も隙ある方だからな」
からかわれ、泉夏の頬が染まる。
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