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桜の季節が巡っても~追憶~
第29章 ふたりとも好き3
「えっ、介抱?帰り…?」
泉夏は焦って訊き返す。
彼は『自分のなんでもない』けど。
当の本人も、親友の事は『そういう好きじゃない』と確かに言っていたけれど。
親友だって『そういう好きじゃない』のは知ってはいるけれど。
それでも慌ててしまう気持ちに嘘は吐けない。
だって自分だって、彼の事は好きだから。
ふたりとも同じように。
ふたりとも同じくらいに。
『好き』の中身はほんのちょっと違うけど。
大好きだから、やっぱり平静ではおれない自分がいた。
親友はアルコールに弱いわけでは、決してないけれど。
かと言って、そんなに強い方でもない。
泉夏が内心動揺していれば、隣りに座っていた麻衣が突如悲鳴に似た甲高い声を上げた。
その声量に泉夏のみならず、その場にいた全員が驚いて彼女を見る。
泉夏は焦って訊き返す。
彼は『自分のなんでもない』けど。
当の本人も、親友の事は『そういう好きじゃない』と確かに言っていたけれど。
親友だって『そういう好きじゃない』のは知ってはいるけれど。
それでも慌ててしまう気持ちに嘘は吐けない。
だって自分だって、彼の事は好きだから。
ふたりとも同じように。
ふたりとも同じくらいに。
『好き』の中身はほんのちょっと違うけど。
大好きだから、やっぱり平静ではおれない自分がいた。
親友はアルコールに弱いわけでは、決してないけれど。
かと言って、そんなに強い方でもない。
泉夏が内心動揺していれば、隣りに座っていた麻衣が突如悲鳴に似た甲高い声を上げた。
その声量に泉夏のみならず、その場にいた全員が驚いて彼女を見る。

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