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桜の季節が巡っても~追憶~
第6章 濃蜜な再会2
「先生…」
もう一度、求める。
その手を、ようやく彼は取り、彼女に近付いた。
そして、泉夏が言葉を発するより早く、秀王は彼女の唇を乱暴に奪った。
身体中の血液が沸騰しそう。
痛みを伴うそれは勿論問題外だが、優しさが根底にある荒々しさは、彼女の興奮状態を極限まで高め、感度を最上にまで変化させる。
口腔内を蠢くそれに激しく犯されながら、心は愛されてる悦びに満ちてゆく。
ずっと、ずっと、逢いたかった。
ずっと、ずっと、こうして欲しかった。
初めてを過ごしたあの春の夜から、また逢える日をどんなに心持ちにしていたか。
今日のこの日を、どんなに、どんなに-…。
散々に貪られた後(のち)、離れる、唇。
縋るような瞳で、泉夏は秀王を見上げた。
秀王は、彼女のそれを受け、穏やかに微笑んだ。
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