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桜の季節が巡っても~追憶~
第36章 濃蜜な再会3(再編済)
逢えたら、沢山のキスをして欲しい-願いが叶った。
逢えたら、いつまでも抱いてもらいたい-これも、叶った?
うっとりと幸福感に満ちていると、唇を静かに離された。
視線が繋がり、微笑まれる。
真っ赤に熟す、顔。
なんでこんないとも簡単に、自分を掻き乱してしまえるのだろう-。
「…眼鏡は反則。格好良さが何倍も上乗せさせられる」
泉夏の呟きに、彼は苦笑する。
「なに、それ?」
「ただでさえ久し振りに逢えて、どきどきして仕方がないのに。これ以上、私のどきどきが止まらなくなるような事しないで」
悔しくて、理不尽な小さな怒りが生まれてしまう。
「…もう、ほんとずるい。先生は何をしても完璧で。非の打ちどころがない。…本当は私だって、そろそろコンタクト外さないと、ちょっと目がやばくて-」
「コンタクト?」
漏らされた泉夏のそれに、秀王の眉が怪訝そうに寄る。
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