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桜の季節が巡っても~追憶~
第36章 濃蜜な再会3(再編済)
「白状するなら昨日どころか、一週間前からあまり眠れてなかった。泉夏にようやく逢える嬉しさと…それから不安に。俺の事をまだ好きでいてくれるのか…なんて言ってくれるのか…聞きたいような聞きたくないような、複雑な気持ちだった。一刻も早く逢いたい想いと…同じくらいに逢うのがとても怖かった」
そこで秀王は、隣りに寄り添う泉夏を改めて真っ直ぐに見据えた。
そして、告げた。
「だから泣きたいくらいに嬉しかった。泉夏が言ってくれた事-」

『やっと逢えた。とても…とっても、逢いたかったの』

「ホテルに着いて。ふたりきりになれて。落ち着いた頃にゆっくり訊こう…そう思ってた。なのに実際は泉夏に先を越されて、逆に訊かれる羽目になってしまったけど」
微笑まれ。
面映ゆさに、泉夏はまたしても俯いてしまう。
けれど続いた彼のそれに、別の意味で頬が燃えそうに熱くなる。
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