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桜の季節が巡っても~追憶~
第36章 濃蜜な再会3(再編済)
「…寝ないの?」
脚を這い上がってくる唇をどうにかやり過ごしながら、泉夏は呟く。
「泉夏は寝たいの?」
返事はもらえず。
逆に問われる形となり、泉夏は胸のうちを打ち明ける。
「…それは」
正直な心が、語尾を濁してしまう。
久々に彼に逢えて、それはもう心躍るばかり。
もうちょっと起きて、話をしていたい-そんな気持ちは勿論あるに決まってた。
けれど、長距離を移動してきた彼がどれだけ疲れているか。
それを考えると-。
「飛行機に長い間乗って、先生も疲れてるでしょう…?」
本心から思い、尋ねた。
だが泉夏の言葉は、すぐさま却下される。
言った唇は、強引に奪われた。
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