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桜の季節が巡っても~追憶~
第40章 朝帰りの出来事2(再編済)
ひとつずつ、ふたりで。
彼と、みんな-。
でもまず、今日の行先を決めないと。
どうしようかな-?
「泉夏ちゃん」
不意に。
自分を呼ぶ声がした。
空耳?-思ったが、再度はっきり、自分の名前が聞こえた。
二十歳《はたち》の自分を未だにそう呼ぶ人は、ひとりしかいない。
左側の大きな家を見遣る。
「おはよう、泉夏ちゃん」
開け放たれた玄関。
恐らく掃除をしていた最中《さいちゅう》-ほうきを手に、少女のように微笑むひと。
泉夏もまた満面の笑みで、そのひとを呼んだ。
「おはよう、おばちゃん」





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