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桜の季節が巡っても~追憶~
第40章 朝帰りの出来事2(再編済)
「お前はなんで今ここにいんの?朝帰りしたばっかなのに」
きょとんとするばかりの彼女を横目に、テーブルの上に置かれた重厚な作りの灰皿を龍貴は引き寄せた。
目敏い百合子に鬼の形相で睨まれたが、龍貴はどこ吹く風だった。
「一本だけ。毎週休みなく、朝から晩まで馬車馬の如く働いてるじゃん。これ一本吸えば、朝の一時間はとりあえず頑張れるんだよ」
たった一時間?-思わず突っ込みたくなってしまう。
許可を得ぬうちから早々と、龍貴はライターで火を点けた。
「…あ。今日も美味い」
小さく感動を漏らす龍貴に、百合子は呆れるしかない。
全く、もう-高校生の頃から、何百回繰り広げられてきただろうか。
結局は押し切られる形で、渋々了承する形となってしまうのも常の事。
『死にたいならもう好きなだけ吸いなさい。だけど居間では絶対吸わない事。自分の部屋だけにしなさい』
そんな約束も最初から、あってないようなものだった。
きょとんとするばかりの彼女を横目に、テーブルの上に置かれた重厚な作りの灰皿を龍貴は引き寄せた。
目敏い百合子に鬼の形相で睨まれたが、龍貴はどこ吹く風だった。
「一本だけ。毎週休みなく、朝から晩まで馬車馬の如く働いてるじゃん。これ一本吸えば、朝の一時間はとりあえず頑張れるんだよ」
たった一時間?-思わず突っ込みたくなってしまう。
許可を得ぬうちから早々と、龍貴はライターで火を点けた。
「…あ。今日も美味い」
小さく感動を漏らす龍貴に、百合子は呆れるしかない。
全く、もう-高校生の頃から、何百回繰り広げられてきただろうか。
結局は押し切られる形で、渋々了承する形となってしまうのも常の事。
『死にたいならもう好きなだけ吸いなさい。だけど居間では絶対吸わない事。自分の部屋だけにしなさい』
そんな約束も最初から、あってないようなものだった。

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