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桜の季節が巡っても~追憶~
第40章 朝帰りの出来事2(再編済)
「朝帰り大いに結構。好きなだけやりゃいいじゃん。遊べるのも今のうちだけだって。思う存分遊んどけよ。涼と違って、俺はそういうの恥ずかしいとか、全然なんとも思わない」
そして、煙草の灰を灰皿に落とした。
「もっとも。俺の場合は今日の夜家を出たとして、一週間後の朝に帰る…そんな感じだったけどな」
愉快そうに肩を揺らす息子の姿に、百合子は頭痛がしてくる。
苦労の連続だった日々を思い出し、久々に泣きたくなってきたり、こなかったり-よく自分はこんな子供を見捨てず育ててきたなと、つくづく思う。
百合子を横目に、泉夏は気の毒そうに息を吐《つ》く。
ほんと、龍貴には誰も敵わない。
「そもそも、お前が朝帰りしたってのも、俺が目撃したんじゃないし。ストーカーじゃあるまいし、朝早くからいちいち外の様子なんか窺ってるかっつーの。そんな暇あったら、ぎりぎりまで寝てる」
誰もいない空間に白煙を放ちつつ、龍貴は自分の母親を見た。
そして、煙草の灰を灰皿に落とした。
「もっとも。俺の場合は今日の夜家を出たとして、一週間後の朝に帰る…そんな感じだったけどな」
愉快そうに肩を揺らす息子の姿に、百合子は頭痛がしてくる。
苦労の連続だった日々を思い出し、久々に泣きたくなってきたり、こなかったり-よく自分はこんな子供を見捨てず育ててきたなと、つくづく思う。
百合子を横目に、泉夏は気の毒そうに息を吐《つ》く。
ほんと、龍貴には誰も敵わない。
「そもそも、お前が朝帰りしたってのも、俺が目撃したんじゃないし。ストーカーじゃあるまいし、朝早くからいちいち外の様子なんか窺ってるかっつーの。そんな暇あったら、ぎりぎりまで寝てる」
誰もいない空間に白煙を放ちつつ、龍貴は自分の母親を見た。

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