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桜の季節が巡っても~追憶~
第40章 朝帰りの出来事2(再編済)
息子の視線を受け、百合子はばつが悪そうに両頬を染めた。
なるほどね-泉夏はようやく事情が呑み込めた。
「起き立て早々『泉夏ちゃんが朝帰りしてたみたい!彼氏が出来たんじゃない!』って、捲し立てられても-」
-なあ?
灰皿でセブンスターを揉み消し、龍貴は苦笑いする。
その情景がまざまざと浮かんでくる泉夏もまた、苦笑するしかない。
どうりで強く、背中を押されたと思った-『お茶の一杯でも飲んで行って』って。
時間がないとやんわり断ったのに、いつもよりも強制的だった謎が解けた。
色々と聞き出したい事があったんだから当然だ。
百合子は慌てて、言い訳をしにかかる。
「ち、違うのよ、泉夏ちゃん。たまたまなの。新聞を取りに外に出たら、たまたま泉夏ちゃんが歩いてるのを発見して…!」
「うん、分かってるよ」
苦笑いを継続して、泉夏は頷く。
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