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桜の季節が巡っても~追憶~
第41章 朝帰りの出来事3(再編済)
「…なんでいっつも俺といる時に、お前はさあ」
-絶対わざとだろ?
わざとなんかじゃないのは分かっているけれど、愚痴らずにはいられない。
せめて-せめて、運転中はやめて欲しい。
こんな手も目も決して離せない状況では、どうする事も出来ないではないか。
「わざと…なんかじゃ…っ」
これ以上間違った事態に発展させてはならなかったのに、自分の発した言はどうやら逆効果であったらしかった。
両手で顔を覆う泉夏の語尾が、数段跳ね上がった。
いよいよ声が途切れ始め、気のせいなんかじゃなく啜る音も聞こえ出し。
結局一番近くにあったコンビニの駐車場に、車を急停車する羽目となる。
こういう事態に陥る度に、もう何度使わせてもらったっけな-苦い思い出が、龍貴の頭を巡る。
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