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桜の季節が巡っても~追憶~
第41章 朝帰りの出来事3(再編済)
「先生の立場がないだろ。そこは先生がいいって言うとこだ」
龍貴は苦く、笑った。
「…先生がいい。でも、龍だっていい」
泉夏は彼の腕の中で吐露した。
「どっちもいいだなんて最低かな。でも龍に抱き締めてもらって、嫌だなんてちっとも思えないんだもん。思わなきゃだめなのかな、やっぱり」
「だめではないだろうけれど。でも少なくとも、先生はいい気はしないだろ?嫌だなんて思われたら、この俺でも多少はショックだったから、お前がそう言ってくれて内心は嬉しい。けど、お前には先生がいる。だからそこは線引きしないと。…まあ、それは俺にも言える事だけど」
泉夏を抱く龍貴の腕に、僅かに力が籠った。
昔から変わらない、プールオムとセブンスターの匂い。
龍貴の、匂い。
その香りに包まれれば、いつしか平静を取り戻し、涙を忘れる。
龍貴は苦く、笑った。
「…先生がいい。でも、龍だっていい」
泉夏は彼の腕の中で吐露した。
「どっちもいいだなんて最低かな。でも龍に抱き締めてもらって、嫌だなんてちっとも思えないんだもん。思わなきゃだめなのかな、やっぱり」
「だめではないだろうけれど。でも少なくとも、先生はいい気はしないだろ?嫌だなんて思われたら、この俺でも多少はショックだったから、お前がそう言ってくれて内心は嬉しい。けど、お前には先生がいる。だからそこは線引きしないと。…まあ、それは俺にも言える事だけど」
泉夏を抱く龍貴の腕に、僅かに力が籠った。
昔から変わらない、プールオムとセブンスターの匂い。
龍貴の、匂い。
その香りに包まれれば、いつしか平静を取り戻し、涙を忘れる。

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