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桜の季節が巡っても~追憶~
第41章 朝帰りの出来事3(再編済)
「…なあ」
泉夏の髪に顔を半分|埋《うず》めながら、龍貴は呟いた。
「今日のデートはどこ行くの」
「…先生は、私の行きたい場所へどこへでもって、言ってくれたけど。まだ決めてない。…ってか、決めれない」
「行きたい所が多過ぎて?」
「うん。先生と日中にどこかへ行く事なんて、今まで一度もなかったから。初めてだから」
「そっか。両想いになった翌日から、また離れ離れだったもんな」
もう泣きやんだから、その手を離して良かった。
その手を離してもらって良かった。
けれどお互い、何故かそれが出来ずにいた。
店の真ん前の駐車場でこんな事をしているものだから、先程から入退店をする人達がこちらを気にしているのには、気が付いていた。
普段の自分なら、そんな注目はとてもじゃないが耐えられない。
でも今は違った。
もう少しだけ、このままでいたいとすら思ってる自分がいた。
泉夏は静かに口を開いた。
泉夏の髪に顔を半分|埋《うず》めながら、龍貴は呟いた。
「今日のデートはどこ行くの」
「…先生は、私の行きたい場所へどこへでもって、言ってくれたけど。まだ決めてない。…ってか、決めれない」
「行きたい所が多過ぎて?」
「うん。先生と日中にどこかへ行く事なんて、今まで一度もなかったから。初めてだから」
「そっか。両想いになった翌日から、また離れ離れだったもんな」
もう泣きやんだから、その手を離して良かった。
その手を離してもらって良かった。
けれどお互い、何故かそれが出来ずにいた。
店の真ん前の駐車場でこんな事をしているものだから、先程から入退店をする人達がこちらを気にしているのには、気が付いていた。
普段の自分なら、そんな注目はとてもじゃないが耐えられない。
でも今は違った。
もう少しだけ、このままでいたいとすら思ってる自分がいた。
泉夏は静かに口を開いた。

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