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桜の季節が巡っても~追憶~
第42章 デート前の波乱1(再編済)
こんな事、自分に言えた義理はないのは百も承知。
それでも、思ってしまう。
引き合わせてくれた彼にさえ、一切触れて欲しくない。
彼には一番、触れて欲しくない-。
彼女の頬に顔を寄せる。
嗅覚を刺激してくる、香水の匂い。
今日一日、彼女に触れる度に彼を思い出す。
胸は騒いで仕方ないけれど-自分の中で上手く消化しなければ。
『なんでもない事』にいつもまでこだわらず。
『この程度の事』ぐらい余裕で。
初めての日を楽しく過ごしたいのなら、自分の狭い心を粉々に砕けばいいだけだった。
「泉夏、今日はどこに行こう?」
自らの身体の下にいる彼女に、秀王は笑いかけた。
そのひとことに、泉夏の張り詰めていた糸が緩む。
話題が他に逸れ。
いつもと変わらぬ笑顔に、心底ほっとする。
『怒っていないか』だなんて、自分の取り越し苦労だった。
そもそも全部を話していないのだから、彼が『怒る』理由など何もないのだ。
それでも、思ってしまう。
引き合わせてくれた彼にさえ、一切触れて欲しくない。
彼には一番、触れて欲しくない-。
彼女の頬に顔を寄せる。
嗅覚を刺激してくる、香水の匂い。
今日一日、彼女に触れる度に彼を思い出す。
胸は騒いで仕方ないけれど-自分の中で上手く消化しなければ。
『なんでもない事』にいつもまでこだわらず。
『この程度の事』ぐらい余裕で。
初めての日を楽しく過ごしたいのなら、自分の狭い心を粉々に砕けばいいだけだった。
「泉夏、今日はどこに行こう?」
自らの身体の下にいる彼女に、秀王は笑いかけた。
そのひとことに、泉夏の張り詰めていた糸が緩む。
話題が他に逸れ。
いつもと変わらぬ笑顔に、心底ほっとする。
『怒っていないか』だなんて、自分の取り越し苦労だった。
そもそも全部を話していないのだから、彼が『怒る』理由など何もないのだ。

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