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桜の季節が巡っても~追憶~
第42章 デート前の波乱1(再編済)
安心した途端。
自分の中ではもの凄い名案を思い付く。
ひとりで悩まず幾つかの候補から、最後は彼に決めてもらう-若しくは、一緒に決定すればいいのだ。
「先生、あのね-」
弾んだ声を上げかけた泉夏の頬に、彼の口唇が触れた。
あまりにも丹念に頬全体に彼の唇が這うものだから、泉夏は思わず身体を捩る。
「せんせい…ちょっと」
-くすぐったい。
それでも続行される舌の感触と熱い吐息に、泉夏の息は次第に上がってくる。
単なるこそばゆさを超えそうになり、どうにかそれを堪えるのに必死となる。
「そういうのされたら…考えが一向に纏まらない」
やんわりと窘めるが、元より彼が嫌だから拒んでいるわけではないので、いまいち本気で拒絶も出来ない。
でも今朝は頑張ってかなり早起きした。
なのに今は恐らく、九時は過ぎてしまってる。
何もしないまま午前中が終わってしまうのだけは、絶対に避けたかった。
彼とこうしている時間も嫌いじゃない-それどころか、凄く嬉しい。
でも今日は、やっぱり-。
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