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桜の季節が巡っても~追憶~
第42章 デート前の波乱1(再編済)
「泉夏の行きたい所に全部行って、泉夏のしたい事を残らず全部する」
大真面目に宣言されて、泉夏は吹き出した。
「全部は無理だよ」
「どうして?さっき泉夏が言った場所くらいなら、なんとか行けると思うよ?」
「あれは行きたい所のほんの一部分だよ。先生と行きたい場所は、まだまだ沢山あるんだから。プラネタリウムも行きたいし、夜景も見に行きたい。植物園もいいし、テーマパークにも行きたいもん。大きな公園にお弁当持って行って、ピクニックとかもしてみたい。あとはね…ふたりで旅行にも行けたらなって思うし、お家デートも-」
思わず願望の全てを零してしまい、泉夏は慌てて口を噤む。
初デートもまだの状態で『旅行』に『家』だなんて、いきなりハードルが高過ぎだ。
第一、遠距離の今の状態では、それらのデートはちょっと厳しい。
余計な事を口走り、彼に『申し訳ない気持ち』を思い起こしてしまったのではないか-焦って、泉夏は彼を覗き見る。
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