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桜の季節が巡っても~追憶~
第42章 デート前の波乱1(再編済)
「確かに。残念ながら今回は全部は行けそうにない」
少し考えていた風ではあったが、だがしかし、彼のその表情に特段翳りはなかった。
「でも、次に泉夏に逢えた時。またその次のデートの時。少しずつにはなってしまうけど、絶対全部行こう?」
顔を寄せられ。
微笑まれ。
哀しさからではない熱いものが、泉夏の奥底から込み上げてくる。
それを誤魔化すように、努めて明るく泉夏は話題を振った。
「お腹空いちゃったな。先生は?」
「うん。まあ朝食べてないから、それなりに空いてるかな」
自分に合わせなくていいから、ホテルの朝食をとっていて欲しかったのが-結局食べずに待っていてくれたようだった。
悪い事をしてしまったなと内心思いながら、泉夏は提案する。
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